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品質コストのPAF法

  • 品質管理
2022年06月03日(金曜日)

「品質コスト」という言葉をご存じですか?

 

「不良品のコストをコントロールするって、どういうこと?」

「設備投資と品質不良の評価方法がわからない」

「品質対策と品質不良の評価方法がわからない」

 

今回は、このような疑問にお答えします。

品質を維持するための活動を、コストに換算することで、設備改善や品質活動を評価する方法をご説明します。

品質コストとは

 

まずは品質コストとは、どのようなモノなのかをご説明します。

 

品質コストとは、顧客のニーズを満たすために、商品やサービスの品質を維持するためのコストのことです。

品質コストは一般的に、PAF法で、3つに分類することができます。

PAF法とは、prevention-appraisal-failure approachの頭文字で、品質コストを分類する方法のことです。

品質コストを分類することは、品質管理の効果を調べることに役立ちます。

PAF法による分類

 

PAF法では、品質を維持するためのコストを、以下の3つに分けます。

 

・ 予防コスト(Prevention Cost)

・ 評価コスト(Appraisal Cost)

・ 失敗コスト(Failure Cost)

 

また失敗コスト(Failure Cost)は、さらに2つに分類されます。

 

・ 内部失敗コスト(Internal Failure Cost)

・ 外部失敗コスト(External Failure Cost)

 

各品質コストの定義

それぞれの品質コストの意味を以下で説明します。

 

【予防コスト(Prevention Cost)】

・品質不良を防止し、失敗コストを削減するコストのこと

・製造工程で管理する条件や品質改善方法を検討するコスト、訓練や教育を行うコストなど

 

【評価コスト(Appraisal Cost)】

・製品品質を監視して、品質レベルを維持するコストのこと

・製造工程で条件を管理するコスト、製品をチェックするコストなど

 

【失敗コスト(Failure Cost)】

・不良品による廃棄や品質クレームに対応するコストのこと

 

【内部失敗コスト(Internal Failure Cost)】

・出荷前に発見された品質不良に関するコストのこと

・出荷前に発見した不良品によるロスや廃棄コストなど

 

【外部失敗コスト(External Failure Cost)】

・不良品が市場に出回ったことによるコストのこと

・クレーム対応やリコールなど

 

PAF法によるコスト評価

 

品質コストをPAF法で分類することは、何に費用をかけるべきかを知る手段になります。

 

例えば、もし失敗コストが大きな割合を占める場合は、予防にもっとコストを使うほうがトータルコストを削減できるかもしれません。

以下に、そのようか仮説を立てて予防コストを増やすことで、トータルコストを削減したグラフを示します。

 

外部失敗コストは、最もコスト高になりやすいため、適正に予防や評価にコストを使うことで、トータルコストを最適にすることができます。

 

PAF法の使用用途

PAF法は、品質管理のための予防費用、評価費用、出荷した場合の損失コストに分類することで、品質に関する新しい知見を得る効果があります。

 

具体的な使用用途では、次のようなことがあげられます。

 

・ 品質管理にかけるべきコストを検討する手段

・ 設備改善などの投資効果を測り、コストダウン効果を知る手段

・ 品質管理の重要性を知り、品質の維持・改善にかける費用を知る手段

まとめ

品質コストのPAF法は、予防コスト(Prevention Cost)、評価コスト(Appraisal Cost)、失敗コスト(Failure Cost)の3つをお金に換算することで、品質管理の効果を測定する手段になります。

 

もし「品質管理にどれくらい費用をかけていいのかなぁ?」と迷っていたら、PAF法でコスト評価をしてみてはいかがでしょうか?

新しい発見が見つかるかもしれません。

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